グリーンアライアンス後援 野沢温泉自転車祭が開催

2024年10月5日、6日の2日間、長野県野沢温泉村で「第4回野沢温泉自転車祭」が開催されました。グリーンアライアンスは、今回このイベントのメインスポンサーとして運営をサポート。大会にはグリーンアライアンス関係者も選手として出場するなど、積極的に参加。「エコフレンドリーなモビリティ」であるe-Bikeを利用して、野沢温泉の大自然の中を走り抜けました。

パートナー企業も参加。軽々と走る驚きのe-Bikeで「ヒルクライム」に挑戦!

雨あがりの朝、霧が立ち込める中、野沢温泉スキー場の駐車場に設けられたメイン会場には、続々と参加者が集まってきました。
野沢温泉自転車祭は、2021年より行われてきた自転車ファン注目のレースイベントです。グリーンアライアンスは、SDGs達成に向けて取り組む3つのグリーンアクションのひとつに「エコフレンドリーなモビリティと連携した環境貢献活動」を挙げており、まさにエコロジカルでサステナブルな移動手段である自転車の利用促進に向け、このイベントを後援することになりました。

野沢温泉自転車祭2024

■主催:野沢温泉サイクルイベント実行委員会(事務局:野沢温泉スキークラブ)

■後援:野沢温泉村イベント受入実行委員会(野沢温泉村 野沢温泉マウンテンリゾート観光局 (株)野沢温泉 野沢温泉商工会 野沢温泉旅館組合)

■協力:(株)ドリームシップ 野沢温泉スポーツサービス(株) (一社)スポーツ・パートナーシップ・プレイス・ジャパン

■協賛:
メインスポンサー:グリーンアライアンスbyハンファジャパン
イベントスポンサー:パナレーサー
ヒルクライムスポンサー:スペシャライズド、オークリー
ダウンヒルスポンサー:シマノ、レッドブル、オークリー、ロッキーマウンテン、サンタクルズ、リザーブ
グラベルスポンサー:シマノ、オークリー、サンタクルズ、リザーブ

野沢温泉自転車祭 公式サイト

この大会は、次の3種目の自転車レースで構成されています。
■ヒルクライム 野沢温泉スキー場の麓にある長坂ゴンドラ乗り場から山頂駅まで、約13km、標高差800mの林道などを駆け上る。
■ロングダウンヒル スキー場の標高差800mの急斜面5kmを駆け下りる。
■グラベル 野沢温泉村から飯山市にかけ、信州ならではの風景の中、砂利道を含め変化にとんだコース(38km / 58km)を走りぬける。

いずれもプロの選手も参加し、本格的な走りも見られるなど、日本有数の人気を誇るレースですが、一方で、それぞれに性別、年代別、e-Bikeなどの部門が設けられ、ビギナーも参加しやすい内容となっています。2024年の参加者は延べ280名と、かなりの盛況です。

男性、女性、さまざまな年齢層が参加。複数の競技にエントリーする選手も

今回はメインスポンサーであるグリーンアライアンスからも、パートナー企業や事務局のハンファ・ジャパンスタッフなど、約10名が選手として参加。比較的走りやすいという前評判のあった「ヒルクライム」のe-Bike部門にエントリーしました。
上り坂でもパワーを発揮し、またCO2を排出しないe-Bikeは、状況によってはクルマにも代わり得る「エコフレンドリーなモビリティ」として、グリーンアライアンスで特に利用推進をしている乗り物のひとつ。普段は運動不足気味の面々ながら、今回は全員このe-Bikeに乗り、電気の力を借りて13kmの上り坂に挑戦することにしました。
エコフレンドリーなモビリティーー e-Bikeのある生活

e-Bikeの最強パワーで全員が坂道を走破

まずは、大会のコ・スポンサーでもある自転車メーカー「スペシャライズド」のブースでe-Bikeをレンタル。世界的に人気を誇る高級車種に乗り、全員、ペダルを漕いだ瞬間からその走行性能の高さに感動した様子。「普通の電動アシスト付き自転車とは全く違う。軽いし、力強いし、最高の乗り心地」など、かなりのハイテンションに。

スペシャライズドのe-Bikeを借り、ハイテンションでレースに臨むグリーンアライアンスチーム

「ヒルクライム」のスタートは10時。参加者が約170人と多かったため、2グループに分かれての出走となりました。タイム計測は、各自転車に取り付けられたチップとスタート・ゴール地点のセンサーによって行われます。

約170人が参加した「ヒルクライム」がスタート。13km先、坂を上り切った地点のゴールを目指す

コースは全行程が舗装道ながら、ずっと上り坂。深い霧が立ち込める中、場所によっては斜度13度というハードな箇所もあり、一般自転車での参加者は、立ち漕ぎをしたり、左右に振ったりと「鬼漕ぎ」状態。e-Bike利用のグリーンアライアンスメンバーはというと、苦し気な人、涼しい顔の人と、さまざま。中には長丁場の上り坂でe-Bikeの充電が切れることを心配して、節電できる「エコモード」で走った慎重派も。ところどころ立ち漕ぎもして相当頑張ったようですが、実際には、e-Bikeの充電容量は大変大きく、最大のフルパワーで上り続けても全く問題がなかったもよう。長い坂道でもスイスイ上がれるのがe-Bikeの醍醐味なのです。
そんなわけで、ゴール地点では息が上がり切っているメンバーもいましたが、それでも、何とか全員で走破を果たしました。「キツい部分もあったけれど、e-Bikeの強力なアシストがあったからやり切れた」と、満足そうな様子。一般自転車のトップ選手の記録が35分16秒のところ、グリーンアライアンスチームのタイムは42分50秒から1時間2分52秒まで。e-Bike部門で3位の入賞者もでるなど、なかなかの健闘でした。

13kmを上り切りゴールするメンバー。地元新米のおにぎりやキノコ汁などで一息。達成感とともに競技を終了

大会は、「グラベル」や「ロングダウンヒル」競技など、翌日まで無事に開催され、さまざまな記録が残され、盛況のうちに幕を閉じました。

グリーンアライアンスは、開催中に来年の協賛も表明。このエキサイティングなイベントを通じて、「エコフレンドリーなモビリティ」である自転車やe-Bikeの利用促進に向けてのアクションを続けていく方針です。

「ヒルクライム」で男子総合優勝の小川雄也さん(TYNIY所属・記録:35分16.85秒)と女子総合優勝の長野安那さん(FULLMARKS所属・記録:52分30.124秒)

野沢温泉村にパートナーが集結、「グリーンギフト」候補地選定会議も

自転車祭に先立つ10月4日には、野沢温泉村にグリーンアライアンスのパートナー企業11社が集結。今年6月の発足後、3回目の会合となる長野会議が行われました。今回の主要議題は、これまで議論を重ねてきた「グリーンギフト」寄贈案件候補の最終確認です。

これまで、寄贈する意義や実際の設置環境などの観点から、各パートナーよりさまざまな意見が交わされてきましたが、今回の会議では、絞り込まれた3箇所の候補の確認が行われました。また参加できなかったパートナー各社の意向も、10月7日に行われたオンライン会議によってまとめられ、その後、グリーンアライアンス決議投票が行われ、過半数以上の賛同を得て、3箇所の候補地への寄贈案が実行されることになりました。

グリーンアライアンス 第3回長野会議の様子

会議議終了後は、あいにくの大雨となりましたが、翌日行われる自転車祭の実行委員長 上野雄大氏から、野沢温泉村の楽しみ方を紹介され、多くの参加者が有名な温泉の外湯めぐりなどを満喫。夕方からは懇親会も行われ、リラックスした雰囲気の中、パートナー同士の交流深める、貴重な機会となりました。

会議後、野沢温泉の伝統的な外湯を満喫したパートナーも。写真は13箇所ある外湯のひとつ「大湯」

Photo:Takanori Ota、太陽光生活研究所

特集 クリーンエネルギーがつなぐ持続可能な未来